実力を認め合う
最高のパートナー

ハニー珈琲は、農園との絆を何よりも大切にしています。
わたしたちは品質の良いコーヒー豆を求めて世界中を駆け巡っていますが、
より良い豆と出会うには、生産者との信頼関係が欠かせません。
ハニー珈琲と生産者の想いが重なった時はじめて、今までにない最高に美味しいコーヒーに出会えるのです。
実力を認め合う最高のパートナーとしてコーヒーに携わっています。

ホンジュラスでの出会い

ホンジュラス「ラスボティハス農園」の生産者アベル氏は、元々野菜生産者でしたが、市場価格が安定しないことなどから野菜の生産を止めることにし、コーヒー豆の生産者として第二の人生を歩み始めました。
当初は低価格の販売を避けるため、大量生産ではなく、少量で高品質なコーヒーを生産する幻想を抱いていました。

しかし現実は厳しく、良い買い手がつかないまま低価格で買い取られる日々が続きました。
農園の経営状況は厳しくなり、ある年を最後に豆の生産をやめるつもりだったそうです。
そんな時、第一回「Best of Honduras」が開催されることになり、最後の思い出として大会に出品されました。

すると、アベル氏のコーヒー豆が見事1位を獲得したのです。このことでアベル氏に一気に注目が集まりました。

品質評価大会は、出品されているコーヒー豆がどこの農園で栽培されたものなのか分からない状態で、豆の品質を審査します。
品質第1位になった豆は、わたしたち自身も高く評価していて、オークションでその豆を落札することに成功しました。
アベル氏は当時1人も買い手がいなかったため、地元の輸出業者に約¥200〜¥250/kgと云う安値で販売していました。

それに対し、わたしたちは落札価格約¥7000/kgと30倍の高値で落札しました。
それほどの価値がある豆だと、わたしたちは感じていました。

アベル氏は豆の栽培に対して一切妥協しない志をもっていました。
「高品質のコーヒー豆を生産しようとすればかなりのコストがかかる為、借金が膨れ上がるばかり。
もうコーヒー豆の生産を諦めようかと思っていた時にハニー珈琲と出会った。
ハニー珈琲は自分の考えを十分に理解してくれた。
真剣にコーヒー豆作りに向きあえば、評価してくれるんだと感じ、とても感激した。」と私たちに話してくれました。

驚くことに、翌年の「Best of Honduras」でもアベル氏のコーヒー豆が再び1位を獲得。
それからのご縁で、現在ではアベル氏が生産するコーヒーのほとんどをわたしたちが購入しています。
自分たちのコーヒー豆が再評価され、本来評価されるべく価格で取引をすることが可能になったため、
アベル氏は農園を続けることを決意し、今でも日々コーヒー豆の生産に力を注がれています。

コーヒーで家庭を笑顔にするには

この経験からもわたしたちは、「美味しいコーヒーで家庭に笑顔を届ける」には農園・生産者との絆が重要だということを、あらためて実感しました。
品質評価大会のように現地で豆の品質を評価する瞬間は、わたしたちも生産者から”カッピング技術”や”コーヒーに対する知識”が十分なものかどうか評価してもらう場面でもあります。
ハニー珈琲は、農園や豆のことだけでなく、農園を経営する家族のことや土壌や農薬まで関わり、お互いの知恵を出し合って、より品質の良い豆の生産に情熱を注いでいます。

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