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買い物かご

プロジェクト・オリジン

ハニー珈琲とプロジェクト・オリジン良いコーヒーを、
生産者とともに作り続ける

Project Origin(プロジェクト・オリジン)とは、オーストラリアのSasa Sestic(ササ・セスティック/2015年ワールドバリスタチャンピオン)が創設した生豆買付会社です。
ササ・セスティックといえば、コーヒー精製処理にワイン醸造の手法を取り入れ、「カーボニック・マセレーション」という全く新しいタイプのコーヒーを作り上げた、コーヒー界の革命児として有名です。
ササ・セスティックの人柄と、コーヒーに対する飽くなき探求心は、優れた生産者との関係を築き上げ、素晴らしい品質のコーヒーの買い付けを可能にしています。
ハニー珈琲は多くの生豆をプロジェクト・オリジンと共同で購入しています。現在では年間150日以上、中米やアフリカ含め、約10か国を訪問し、どうすれば良いコーヒーを作ることができるかを、生産者とともに探求する活動を続けています。

プロジェクト・オリジンのコーヒーの魅力

井崎英典から見たササ・セスティックと
プロジェクト・オリジン

ハニー珈琲がプロジェクトオリジンと生豆の共同買付を行うようになるきっかけを作ったのは、ハニーおやじこと井崎 克英の長男で、2014年ワールドバリスタチャンピオンの井崎英典です。
ここでは井崎 英典がササ・セスティックとの出会いや、プロジェクト・オリジンの魅力について伝えます。

井崎 英典

第15代ワールドバリスタチャンピオン
CEO QAHWA Inc / Coffee consultant

井崎 英典Izaki Hidenori

コーヒー界の
革命児との出会い

ササと出会ったのは、2014年11月の韓国での展示会でした。
オーストラリアのスペシャルティコーヒー協会に招待され、12月からシドニー、メルボルン、ブリスベン、キャンベラでスペシャルティコーヒーの啓蒙活動に従事する予定だったのですが、そのキャンベラのホストがササだったこともあり、すぐに打ち解けることができました。

まっすぐな情熱に
刺激されて

12月にキャンベラを訪問し、ササと再会を果たしました。
彼の会社「ONA Coffee」のスタッフ向け、そしてキャンベラのスペシャルティコーヒーコミュニティ向けに講演を行なった後、ササと私は3時間ほどバリスタチャンピオンシップに関して議論を交わしました。
その当時の彼の熱量を覚えていますが、圧倒的なエネルギーと情熱で質問責めにされ、勝つためにはどうすれば良いかと鬼気迫る勢いで答えを求められました。

オーストラリアから帰国後すぐに、ササからバリスタチャンピオンシップのコーチングをお願いできないか、と依頼されました。二人でトレーニングを重ね、世界屈指の激戦区オーストラリア大会で悲願の初優勝、その後ワールドバリスタチャンピオンシップで優勝したのは周知の事実です。

彼を突き動かす原動力は

彼がそこまで勝ちたいと願っていた目的は、名誉や結果のためではなく、他ならぬ生産者のためでした。そこで初めて彼が経営する専門商社「プロジェクト・オリジン」を知ることになります。プロジェクト・オリジンを通して、ササはカーボニック・マセレーションという生産処理方法を考案し、テロワールに恵まれない農園のコーヒーの質をいかに向上することができるか、研究を続けていたのです。

プロジェクト・オリジンは、ただ素晴らしいコーヒーを買い付ける専門商社ではなく、持続的なコミュニティ作りに資金を拠出する「プロジェクト・オリジン・ファウンデーション」を通したコミュニティ支援を行いつつ、素晴らしい風味特性を持つコーヒーを生産者とつくり上げるため、二人三脚で収穫、生産処理、乾燥工程まで徹底的にコミットしています。ササは世界大会で優勝したことで、今まで注目されていなかった東南アジアにも活動の幅を広げ、生産者の「品質を向上したい」という情熱をサポートしています。

ササの想いが
具現化されたプロジェクト

ササと私は人種、文化、言葉、全ての「違い」を乗り越えて兄弟のような関係を築いています。困ったことや悩んだことがあれば、プライベートもビジネスも関係なくすぐに相談し合う間柄です。その関係は、私の家族も巻き込んでより強固な関係性となりました。
彼の茶目っ気ある笑顔、芯の強さ、自分より大切な何かを優先する姿勢ープロジェクトオリジンのコーヒーは彼の魅力が濃縮された、今まで経験したことのないような素晴らしいフレーバーのコーヒーです。