Los Pirineos

 
 
 
 
 
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エルサルバドル

Los Pirineos

農園名
Los Pirineos(ロス・ピリネオス)
地域
ウスルタン
標高
1,300〜1,600m
品種
ブルボン、パカマラ
生産者
ギルベルト・バラオーナ

農園紹介

ギルベルト氏は「ラ・クンブレ」農園エミリオ氏の従兄弟。エルサルバドルは小さい国なので、生産者同士で血縁関係にあるのはそう珍しくないのだそう。
彼は、生産者だけでなくフランチャイジーとしても活躍。圧倒的な決断スピードと資金力でかつては2,000人を超える従業員を抱えていたそうだが、現在は売却し、コーヒー一本でいこうと決めてコーヒーの生産に励んでいる。
奥様(超美人)とお付き合いするために、バラの花束100本を贈り続けたほど徹底した性格の持ち主。その徹底ぶりはもちろんコーヒー栽培にも向けられており、カーボニックマセレーションもここで様々な実験ロットを作っている。

最新2023.02.09

El Salvador Cup of Excellence 2019 第2位『ロス・ピリネオス』

エルサルバドルの2019年カップオブエクセレンス2位の「Los Pirineos」を落札しました。この「Los Pirineos」は、エルサルバドルのウスルタンという東部の地区にあります。農園主のギルベルト・バラオーナ氏は、エルサルバドルの全てのマクドナルドやピザハットなどのFCを展開していた腕利きの経営者でしたが、それらを全て売っぱらってしまって、コーヒー農園の経営に乗り出したと云う異色の経歴の持ち主です。 他の、代々受け継いでいる多くの農園が設備投資に苦しんでいる時に、初めから最新の機械を導入し、コーヒー農園の経営に新風を吹き込みました。その成果は、カップ・オブ・エクセレンスに何度も入賞するなど、多くの実績を残してきています。しかし大変残念なことに、ギルベルト・バラオーナ氏は、エルサルバドルにも蔓延してきたCOVID-19に感染し、この世を去ってしまいました。彼とは毎年会っていますし、彼の自宅にも泊まったこともあります。とても素敵な奥さんとギルベルト氏の細かいことは気にしない豪放な性格に、多くの仲間が集まってきました。プロジェクトオリジンもそうです。ギルベルト氏の品質に対する飽くなき追求心は、これからさらなる飛躍を見るはずでした。とても残念です。現在は息子さんたちが、お父さんの遺志を受け継いで頑張っています。ギルベルト氏の冥福を心より祈りたいと思います。 ギルベルト・バラオーナの遺作とも云うべきこのコーヒー、彼の人となりが偲ばれる、真直ぐでクリーン、そして温かみのある味わいです。その上、何と言ってもエルサルバドルCOEで2位に入賞し、しかも90点以上の評価を得た、つまりエルサルバドルでもトップの評価を得たコーヒーですので、是非飲んで頂きたいなーと思っております。

ハニーおやじ